1st FULL ALBUM
2014-04-03モンゴルから来た兄妹、LEE CHANHYUK&LEE SUHYUN。一般的な10代とは異なる成長背景のためなのか、自然の中で育った彼らがKポップスターに登場したときは、どこか新しい魅力があった。画一的な日常に疲れた私たちに必要だったのは、二人の兄妹のように、平凡だが世の中を美しく見る余裕ではないか。曲が始まり、個性的な歌詞や爽やかなメロディで審査委員や大衆の心を魅了したAKMU。平凡な素材を取り上げ、彼らの感性で面白く再解釈した曲や、茶目っ気のある発想の転換は、常に幸せで気楽に感じられる。オーディションが終わって1年が経った現在、AKMUはYGの新人歌手として最初のデビューアルバムで新鮮な風を起こそうとしている。
デビューアルバム『PLAY』は音楽で遊び、音楽で疎通する彼らの音楽を再生するという意味を込めている。済州島で撮影されたティーザー映像やアルバムジャケットではAKMUならではの純粋でキレイな様子が一層際立つ。モンゴルで育った二人の兄妹が自然にゆったり接する様子は、森の中のある神秘的な存在まで連想させる。また、健康的でオーガニックな兄弟の今回のアルバムは、外の世界から見れば、非凡さも感じられる。複雑で乱れた世の中を純粋な視線で見つめ、それをヘルシーな音楽で表現した。
今回のデビューアルバムでも日常的な素材を彼らならではの独特の視線で再解釈した。『On the Subway』、『Anyway』、『Hair Part』のような曲は、私たちが生きる世の中にAKMUだけの特有の想像力が加わった曲で、誰が聞いてもすぐ共感できる歌詞で作られた。世の中に疲れて大変な人々を静かに慰める。アルバムのメインプロデューサーとしてAKMUのLEE CHANHYUKが全曲を作詞・作曲した。タイトル曲である『MELTED』や『200%』では編曲にも参加し、シンガソングライターとしても才能を見せた。それに加え、LEE SUHYUNの安定的で聞きやすい声は、音楽に純粋さを与える。ギターを弾く兄と歌う妹、二人の兄妹は見るだけでほほ笑むようになる。平凡さを平凡にさせないAKMUだけの音楽が、目まぐるしい世の中で小さな治癒になることを期待しながら、AKMU音楽のボタンを押してみる。
DISC 1