3rd FULL ALBUM
2019-09-25これまで『AKMU』のアルバムはLEE CHANHYUK、LEE SUHYUNが育ってきた成長や経験をベースに、その年代で持つ思いや感情を、ひたすら音楽で盛り込み、多様な世代から共感を得てきた。
1stアルバム『PLAY』は、幼い子供のような純粋な心で、心配することなく楽しく生きるいわゆる「遊びの音楽」を披露した。その後、2ndアルバム『思春記』では、より成長して世の中への好奇心や疑問を持ち、『LAST GOODBYE』のような曲では、初恋について語る疾風怒濤の時期を経た。
20代になって初めてリリースする3rdフルアルバム『SAILING』で、LEE CHANHYUKとLEE SUHYUNが聞かせたかったストーリーは何だろうか。
3rdフルアルバム『SAILING』のアルバム名には様々な意味が含蓄されている。その中で、プロデューサーLEE CHANHYUKの意図が最も反映されたキーワードは「旅立ち」だ。
前回のアルバムまでは、完全に独立できなかったこどもまたは青少年だった、アルバム『SAILING』の中のAKMUは自分を守ってくれたところから巣立ちし、社会へ第一歩を踏み出した新社会人の様子に近いと言える。
これまでのAKMUのアルバムであればぎこちなく感じられる「別れ」の素材を、アルバム全体のテーマにし、隠喩的に表現した歌詞、それに対比されるバンドサウンドをベースにし、重くなりがちな別れの感性をよりクールで淡泊に表現しようとした。
また、バンドサウンドの完成度を高めるため、「AKMU BAND」のイ・ヒョンヨン、ク・ボンアムだけでなく、Hareem、 Jukjae、ホン・ソジン、ホン・ジュンホ、チェ・インソンなど、各分野の実力派バンドミュージシャンたちが編曲とセッションとして参加し「AKMU風バンドサウンド」を実現した。
3rdアルバム『SAILING』は、AKMUが経験している人生であり、新しい成長が盛り込まれたアルバムで、同時代を生きる私たちにも慰めになるだろう。
DISC 1