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AKMUがやりたいことはすべてやった唯一無二の10周年コンサート

2024.06.17

AKMUがやりたいことはすべてやった唯一無二の10周年コンサート





歌手、AKMUが永遠の約束をした。


16日午後、AKMU(LEE CHANHYUK、LEE SUHYUN)は、ソウルソンパ区バンイ洞にあるKSPO DOME(旧オリンピック体操競技場)で「2024 AKMU 10周年コンサート、10VE」を開催した。


同日、AKMUはオープニング曲として『LAST GOODBYE』を選んだ。数十人で構成された合唱団や美しいハーモニーをなしたAKMUは『Every little thing』を連続披露しながら、観客の前に立った。注目された点は、すべての曲を観客たちが知っているスタイルではなく、ミュージカル風に編曲したこと。AKMUは高品格ライブに加え、大型規模のバンドセッション、オーケストラなどと一緒に、豊かなサウンドを披露した。


実際、AKMUの歌の実力については言うことがない。そのため、前奏だけを聞いても分かるヒット曲が多いからといって、平凡な舞台構成だったら、いざ公演が退屈になったかもしれないが、さすがAKMUは違った。二人は、ミュージカル俳優たちと一緒に、一遍の映画みたいな雰囲気を舞台で披露し、多彩なパフォーマンスで観客たちを満足させた。


AKMUは舞台を飾ることにも本気だった。ミュージカルの雰囲気を極大化させるために、床には人工芝を敷き、後ろに木と丘を設け、まるで観客を森の中に招くような演出で、聞く楽しみだけでなく見る楽しみまで与えた。


それだけでなく、AKMUはデビュー10周年を迎えただけに、それまでの道のりを網羅した音楽世界を繰り広げた。AKMUを代表する多数のヒット曲はもちろん、3rdミニアルバムの新曲や未発売曲を初公開し、観客の耳を楽しませた。


一般に、Kポップアーティストはコンサートのオープニングで3~4曲ほどを終えた後、観客と疎通するためのトークをする。水を飲んだり、公演を開催した感想などを簡単に述べ、次の舞台を準備する。


しかし、AKMUはそこでも異なった。コンサートが半ば行われるまでも歌だけを歌い、美しい旋律が盛り込まれた公演の流れを続けていった。以降、10番目の曲だった『Is it Ramen?』が終わってから、AKMUは話をした。


「楽しいですか?」と口を切り出したLEE CHANHYUKは、「気楽にピクニックするような感覚で来てほしかった。AKMUの曲だけを聴くために来るのではなく、ここでエネルギーをもらって、愛で心も満たせる公演になってほしくて力を入れてみた。満足できますか?私たちも満足しています」と言った。それに続き、LEE CHANHYUKは今月15日の初公演を回想し、「昨日はとても素晴らしい公演だった。本当に幸せで、終わって家に帰ってからもずっとドキドキした。今日が最後というのが惜しいが、十分楽しんでほしい」と心からの感想を述べた。


LEE SUHYUNも「デビューアルバムが森の中に住む妖精のようなコンセプトだった。これを舞台演出を通じてたくさん再現してみたかった。私たちだけでなく、観客も10年前に戻ってみる時間を持ったり、一緒にタイムマシンにも乗ってみる時間を作りたい」と、デビュー10周年コンサートを行う感想を伝えた。


AKMUは2013年4月に終了したSBS「Kポップスターシーズン2」で優勝した後、YGエンターテインメントと専属契約を結んでから、翌年4月にデビューした2人組の兄妹グループだ。今年でデビュー10周年を迎えただけに、AKMUは「Kポップスターシーズン2」で披露した『Crescendo』、『On the Subway』、『The Love Of Foreigner』、『Little Star』をメドレーで披露し、10年前を回想した。


二人は実際10年前に戻ったような雰囲気をつくるために、LEE CHANHYUKは丸いメガネを、LEE SUHYUNは頭に頭巾を巻いて舞台に立った。LEE SUHYUNは、「14歳のLEE SUHYUN、17歳のLEE CHANHYUKに戻るためにこのように飾ってみた。感慨深い。兄がかっこよくなったな、と思う。14歳の時を再現しようとしたが、兄のメガネとか、口とか、サスペンダーなどのシンボルがなくて残念だ」と、LEE CHANHYUKの口ゴボ時代を思い出した。それに対し、LEE CHANHYUKは「4歳ではなく、14歳の時の話?」、「僕の口がシンボルだったか?」とユモア溢れる回答を返した。


「それを再現できないのが惜しい」というLEE SUHYUNは「口を前に出して、このようにしたらもっといいと思うが、すでに後退してしまったから仕方ない」と言って、観客を爆笑させた。


コンサートの後半部に入ると、舞台の上に中年の男性が登場した。彼は自分が司式者だと自称し、「二人は黒髪が白髪になるまで、末永く一緒にいることを、AKKADEMI(ファンダム名)の前で約束する」と、AKMUがいつまでも仲良く一緒に長生きすることを宣布した。


このようなAKMUの約束を祝うためのサプライズゲストもコンサート現場を訪れた。15日に行われた最初の公演にはイ・ヒョリがAKMUのコンサートゲストとして舞台に立ち、観客をびっくりさせたことがある。2番目の公演ゲストの主人公はIUだった。


IUは『Meaning of you』を歌いながらサプライズ登場し、観客を熱狂させた。彼女は「AKKADEMIの声が聞きたい」と、合唱を誘った。それに続き、IUが「空席が一つもなくぎっしり埋まっている。とても素敵だ。私も皆様のように、この場で公演が見たいAKMUのファンの一人だ。AKMUが初めてコンサートをしたときもゲストとして参加した。それから時間が過ぎて、もう10周年となるが、意義深いことにこの公演でまたゲストとして少しの時間でも挨拶ができて光栄に思う」とし、AKMUとの縁について言及した。


特に、IUはAKMUがもうデビュー10周年を迎えたことについて「まるで自分の家族のことのように誇らしい。私はAKMUが16、19歳の時に会った。今や韓国を代表するミュージシャンになって、体操競技場の各席を埋め尽くせるミュージシャンになったから、祝いたい。皆様の合唱も、声援もすごかった」と言った。


IUは自分のコンサートの広報も忘れなかった。彼女は「自分の公演も楽しいので、必ず来てほしい」とし、「AKMUコンサートのセットリストをちらっと見てきたが、後半部の反応が楽しみだ。『NAKKA』を歌うのに、呼ばれなかったのが残念だ」と、『NAKKA』のワンフレーズを歌った。以降、IUは「2番目の曲は楽しめる曲を準備した。今日、幸せな時間を送ってほしい」とし、『Blueming』を熱唱した。


「10VE」は「10年」と「愛」を組み合わせたタイトルで、AKMUの真心が入っている公演だ。ファンとの深い疎通のために、悩みを重ねて二人が直接セットリストから、編曲、演出、舞台デザインなど、最初からすべての制作過程に参加した。


また、今回の公演は環境・社会への影響を考慮した持続可能な公演として企画された。公演で排出される温室効果ガス量を測定し、公演のアクセスを向上するためのスタッフの配置などで意味を深めた。また、持続可能な公演の7大原則というモニタリングを通じて、改善事項を発掘し、これからの推進体系を確立するために努力する計画というのが、YGエンターテインメントの説明だ。


ちなみに、今月3日に3rdミニアルバム『LOVE EPISODE』をリリースした。

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